くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

そらとぶうんこばくだん。

世界は9月を迎えました。「もう」って思う方もたくさんいるかもしれませんが、僕の雑感では「まだ9月」って感じです。時間が経つのが遅いです。


タイトルからして今日はあんまりにも元気すぎるのですが、周囲の期待をよそにこのブログではうんことかちんことかアナルとかそういう下品な言葉は基本的には出てきませんから、そこだけは安心してください。安心してくれた人から先へお進みください。


まあこの間のことなんですが、仕事で八王子の方まで用事があって、首都高から中央道を乗り継ぎ行ってきまして、その帰り道に森みたいな道に入ったんです。ちょっと急いでいたので、法定速度をちょっとだけ越えてしまうくらいの速度(トランクスから金玉がちょっとはみ出すくらいちょっとだけ)で走行していたところ、いきなり「びしゃん!」という音と共にフロントガラスが真っ黄色になりました。


幸い後続車もなかったので即座に止まりまして、何かよからぬものをはねてしまったんじゃないか、もしかしたら対向車がいきなり自分のうんこ固めた爆弾とか投げてきたんじゃないか、そうなったらそうなったで文字通りクソ食らえなのですが、食らったのは僕の方だなあははとかいろいろ考えながらと恐る恐る車の前へ行きました。


はねたのは、偶然木から落ちてきたりんごでした。


とまあ、これで終わりなら大団円と云いますか、笑点でいうところの座布団2枚とかそういう感じなんですが、りんごって、黄色いときのやつは結構においがキツいんですね。そりゃもちろんうんことかよりマシですけど、ベタついてワイパーのWASHだと油だかなんだかが余計窓にこびりついて見えなくなります。これはある意味うんこよりタチが悪いとも云えます。というわけでなんだか視界がちょっと悪く、においもちょっとついたままずっと走り続けたわけです。結果的には翌日の雨でほとんど流れてくれたんですけどね。


とまあ、運転中のなんのアレもない話でしたが、今日みたいな何もない暇な休日にちょっとその事象を振り返ってみるに、僕がたまたまあの道をあの時間に通り、あの速度で走り、そしてフロントガラスにたまたま黄色いりんごが落ちてきて、しかもそれをタイミングよく思い切りはねるという確率というのは天文学的な数値なのではないでしょうか。そんなこと云い始めたら今までの出会いも別れも出来事もすべてが天文学的な数字なわけなのでキリがないのですが、そんなことを思いました。


しかし、うんこ味のりんごだかりんご味のうんこだか知りませんが、こんな天文学的な確率に当たるという事実があるということは、この世の中にはそんな天文学的な偶然がそこかしこに溢れていて、そして天文学的な数の人との出会いや別れがある中で、僕に恋人はともかく友達すらいないっていうのはいったいどういうことなんだろう、天にすら見放されたかとか思って勝手に落ち込んでいるので今日はさようなら。