くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

暗闇をそっと照らそう。

何処にでもあるような笑顔で何処にでもあるような日々を過ごす中に美しさがあるか。
無い。
全ては自分にあるということ。
哀しみが美しくないと云う人を信じるつもりがないということは何度も云っている。
自ら孤独に身を潜め、誰かに懺悔し、それでも“前を向いて後ろに進む”、僕はそういうやり方を好む。
楽しむことが全てだよって、本当にそうなのかな?
本当にそう思ってる?
僕はそうは思わないって何度も云っただろ。
だから僕は積極的に何をしないことを選択しているだけだと云っただろ。
泳げない生物もいるように、暗闇でしか生きられぬ生物もいるということだ。
それが同調という言葉に流されるのか?息をする場所の違いだ。

僕は一つのセンテンスに願いを込める。
言葉というものは悪事であると。
毒を含まない言葉などは有り得ないと。
それらは時に救い得るということを含め。
音楽もそうであろう。
僕にとって言葉が入った時点で音楽はもはや音楽ではない。
僕が言葉の無い音楽を好む理由もそこにある。
そんなものに人生を左右されてちゃ堪ったものじゃないんだよ。

え?
こんなこと誰も聞いていないって?
これでいいんだよ。