くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

「夏の予定」という、今週のお題に答えてみた。

今週のお題「夏の予定」

 

というふざけた今週のお題について考えてみました。

人間25年も生きていると、予定というものはほとんど実行されないということを認めざるを得ません。

僕もご多分に漏れず、女の子とデートする予定である「また今度」はほぼ100%実現していないので、みなさんもそうだと思います。

だから夏の予定なんぞを決めた所で、どうせ実行されないです。

そもそも明日死ぬかもわからない人生で、夏なんてもの凄く先のことすぎてなにも予定なんか立つはずないじゃないですか。

あのsmashing pumpkinsだって「明日は長すぎる」って云ってます。

 

でまあこんな馬鹿げたお題ですが、紳士であるところの僕はまじめに答えようじゃありませんですか。

 

夏の予定は、なんとか死なずに生き残ることです。

大げさではありません。

 

昨今の夏ともなれば、熱中症でそれなりの方が死にます。

一人暮らしのご老人なんかは死後何日も経っても発見されないという始末です。

ニュースでは海水浴場に猛毒タコであるヒョウモンダコがうようよ出ていると聞きます。

部活動中に脱水症状で息絶えるという悲しいニュースも後を絶ちません。

スイカを食うと腹を下して一日が台無しになります。

身体にいろいろなものが入っているのでプールは門前払いです。

海では北京原人みたいなヤンキーに絡まれてお金を取られます。

そして、デブは臭いです。

 

ただでさえお金のない僕は、毎年夏を越えられる自信がありません。

なぜならば「暑いから死のう」と毎年思うからです。

世の中にうようよいる暢気な馬鹿みたいに「夏はプールに行って水着ギャルで勃起!」なんて悠長な予定を立てている場合ではございません。

夏はサバイバルです。

GLAYに云わせれば「地球の最後の日になって欲望のタガがはずれたらアダムとイブになれる」んです(夏とは関係ない)

 

僕はそんなに前向きな人間ではないので、夏になってやりたいことやしたいことなんてあったもんじゃありません。

もう夏になってテンションあがってるボケなんて知りません。

できれば死ぬまで家でのんびり過ごしたいです。

そしてできればかわいい女の子と付き(突き)合いたいです。

 

そんな憂鬱な夏です。

僕は無駄にきらきらと夢や予定なんか語っちゃってるボケ共は、スイカで腹でも下せばいいと思います。

筋肉モリモリの海男たちは一人でいいから僕に女の子をわけてください。

 

あともっとむかつくのは夏祭りと花火大会です。

夏祭りってカップルにとっては浴衣コスプレセックスの前座みたいなもんだと思いますけど、別に羨ましくもなんともありません。

そんなの別に羨ましくもなんともないです。

花火大会とかもっとクソです。

なんであんなに激混みの中、わざわざ場所を取ってなんの変哲もないハート型の花火を見て「たーまやー」なんて叫ばなくちゃならないんでしょう。

そもそも玉なんて二つあれば十分です。

しかもあれは行ったが最後、歩道橋で雪崩になって死亡する可能性すらあります。

もう怖すぎてそんなところ行っている場合ではありません。

自殺しにいくようなもんです。

あれもある意味サバイバルです。

GLAYに云わせれば「タフにこの世を生きるために必要なもの」なのかもしれないですけど、僕はちっともタフに生きたくなんてないです。

たとえ、生き残ったものだけが浴衣セックスの権利を得るとしても、浴衣セックスとか別に羨ましくもなんともないです。

これっぽちも羨ましくもなんともないですから。

 

生き残るか、散っていくか。

夏の予定の前に、既に僕のサバイバルは始まっているのです。

別にかわいいギャルと夏を楽しむとか羨ましくもなんともありませんから。