くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

ハニィムーン。

今日は古い友人の結婚式があるということで、無駄に参加してきました。

しかしそれにしても、25にもなろうとする昨今、名前も忘れかけていた古い友人からの「結婚することになりました」という無駄な連絡が後を絶たないです。

こんなブログを無駄に昔から見てくれている人は知っているとは思いますが、僕はこれでも売れないジャズピアニストとして生計を立てていた時期もありますので、そういう意味も相まって結婚式の参加率が高いです。

まあ後はレオナルド・ディカプリオの生まれ変わりと云われても疑わしくない美貌を以って生まれてきたというのも大きな理由の一つでしょう。

この間「華麗なるギャツビー」を見たとき、まさに自分が熱演しているのではないかと思ってしまったほどです。

今のは、笑うところです。

 

ええと、まあそんなこんなですが、しかしそれにしても同級生めちゃくちゃ結婚してるなぁというのが印象です。

それに反してイケメンすぎる僕はイケメンすぎて結婚どころか好いてくれる女性もいないのが現状ですが、学生時代に女子更衣室を一緒に覗いてた奴がよりにもよって結婚なんて。

彼はいったいどこで道を踏み外してしまったんでしょう。

「お前はこっち、こっちだろ!こっちだったよな!」と無駄に突っ込みたくなる次第です。

 

いろいろあって僕は結婚に対してはかなり懐疑的なタイプです。

というか、結婚する以前に女の子とデートっていうか、映画とかディズニーランドとか行って何が楽しんでしょうって話です。

映画館は一人で行くものですし、ディズニーランドは無くても差し支えないものではありませんか。

まあそれでもイケメンにして高貴な僕は、今日も式場でかわいい女の子に「一緒にディズニーランド行かない?」社交辞令で誘いましたけど。

清々しいほどの嫌悪感に満ち溢れた笑顔で「遠慮します」と云われました。

ほんと、ディズニーランドなんてなくなってかまわないものなんです。

いいから、なくなれ!

 

結婚式の話に戻りますが、今回も無駄に教会の上と披露宴の式場の端っこでBGMみたいな音声をピコピコ鳴らしてたわけですけれども。

いくら古い友人のためとはいえ、こんなお金にならないことを散々やらされて、しかも友人のほうはブイブイやってやがるときたら、さすがの僕も黙っちゃいません。

スピーチで、一緒に女子更衣室を覗いていたこととか、エロビデオを交換してたこととか、オナホールを一緒に買いにいったこととか、そういう無駄な思い出話だけを語ろうと決心しました。

しかし人前に立って一気に萎縮した僕は、無駄にすばらしいスピーチをしてしまいました。

ここらへんが某友人に云わせるところの、無駄にいい男、略して無駄な男ということになるのでしょう。

そのあと、てんとう虫のサンバを演奏しました…。

 

毎回結婚式に参加すると思うことがあるんですよね。

それは何が楽しくて、あんなものに参加してしまったんだろうということですよ。

いくら昔一緒に更衣室を覗いた仲だからって、別に他人の結婚なんて嬉しくも喜ばしくも羨ましくもなんともありませんですよ。

他人の幸せなんて見てるこっちが不幸になりますがな。

こっちなんかお前さんが激しくセックスしてるときに慎ましくお気に入りのAV女優で抜いてるとこですわ。

こっちなんかお前さんがハネムーンでヨロシクやってるときに慎ましくお気に入りのAV女優で抜いてるとこですわ。

こっちなんかお前さんの彼女が悲しくて泣いてるときや嬉しくて笑っているときに風俗でハズレを引いてガッカリしてるとこですわ。

 

bullshit!!!

 

と思っている矢先に1通のメールが届きました。

古い友人から「今日は28君に久しぶりに会えたし、しかも色々と手伝ってもらって、本当にいい式になりました。本当にありがとうございました。」

僕はその後「俺はかなりの確率で結婚なんてできないんだろうなぁ…」と無駄に小さな自分を猛省し、そして無駄に小さなナニを握りしめて、お気に入りのAV女優で抜いたことは云うまでもないでしょう。(云うことでもないでしょう)