くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

小さな頃に見た深淵。

少年は小さな眼でその“深淵”を覗いた
家族 友達 生活 恋人
全てを飲み込む
“深淵”で聞こえるわずかな鼓動が栄光
それは深く深く覗き込むほど鮮明で美しく
そして不確かな世界
食い、食らい 奪われ、悲観する
ある日 その“深淵”に名を付けた。
その名は“夢”