くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

あのときのこころで、だれかをあいせるなら。

10日ほど仕事を休んでいた。
仕事をしていないと、本当に“オンライン”に近寄らないから不思議だ。
携帯も2週間ほど放置してしまった。
連絡なんて誰からもきていなかったから、大して意味がないとも云える。

明日で、僕は仕事を辞める。
職業が消える。
来年から短大に行こうと思っている。
今更だけど、やりたい事が出来たので。

「何もかも諦めた子供」が「落ち着いた大人」に変わるとき、
僕の言葉は一つの意味を失い、そしてまた違った意味を一つ持ち始める。

僕の未来が誰かに関わるとは思えないけれど、
それと同様に誰かの未来が僕に関わるとも思えない。

誰かと干渉し合えるのはせいぜい数えるほどなんだ。
僕は僕という使命を果たすために、僕を続けなければならない。