くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

好きと嫌いは同じもの。

プラスかマイナスかという方向が違うだけで、どちらも相手がいると気になる。だから好き嫌いの反対は、無関心。

俺は無関心が多かったかな。好きになるということはよく分からない。でも誰かを嫌いにはなりきれない。

たくさんの人がいくつかの言葉を俺にくれた。

ああした方が良い。こうなってはいけないよ。
俺に向けて掛けられた言葉は、言った本人へも向いているのではないか。後悔しているのかもしれない、苦しんだのかもしれない。俺と相手の「同じではないけれど似たもの」がある(あった)のかもしれないと考えると、嫌いなところはあるけれど、全てを否定できなくなる。

生意気にも思う。もし「自分たちはもう遅い、変えられない」と思う人がいるならば、言いたいんだ。心を磨くのに遅いことはない。若い頃よりも時間はかかるかもしれないけど、変えていける。そんな私も他人のことはいえない。もうダメだと思ったり、全てを投げ出したくなるのだけどね。諦めたくない自分もいて、うろうろしているなぁ。

笑顔でいて欲しい人が増えていく。怖いほどに。自分の力は小さくて、何もできない。それなのに、大切な人が増えていく。どうしたらいいのか分からないほど。焦ってしまう。ここはグッと我慢。焦らないで少しずつ、ね。

時折、ふと思いついて迷い込む。

さあ、そろそろ切り替えていきましょうか。