くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

長くなってしまった。

ちょっと早いケド今年の反省をしておくよ。時間のある内に。

いやぁ今年は…、約7割くらいが感傷に浸ってたかもしれんなぁ。約2割は不安とか不満とかで、最後の1割に希望。全ては『自分と真剣に向き合って自分の弱さと対峙するコト』ってのに、今年ほど気付かされた年はなかったなぁ。

去年までの俺は、“自分のやりたいことをやらない人生なんて生きてる価値なんかねぇ”なんて思ってたケド、意外とそれだけでもないみたいね。出来ないことはすぐには出来ないし、好きなことを一生続けられるとは限らない。本当に今年ほど『好きなことをやりたい』ってことの難しさに気付いた年はねぇよ。好きなことだって仕事としてやるとしたら思い通りにいかないこともあるし。お金をもらってる立場ならなおさら、考えなきゃいけない対象が変わってくる。好き放題できてた趣味の頃とは違って、それが仕事に変わった瞬間に嫌気が指したのも事実。それまで以上に別のコトを考えなきゃならんし、だからといって生半可なものも出せない。思い通りにいかない、努力も否定される。プレッシャーも相当なモンで、ソレに伴うストレス。生活リズムが崩れて寝れない、睡眠時間が2時間もない。もちろん逃げられないし、休みも出来ない。ケンカもたくさんする、衝突もたくさんある。好きなことが好きじゃなくなったかもしれない、それすらもわからない。

中々納得のいくものが出来なくて、ペンを折って数日何も手につかずに、酒ばかり飲んで現実逃避して、成長していく自分と、数年前の自分とを比べて、悩むときもあるけれど、もう一度ペンを握りなおして、またコツコツと新しいモノを書いてみる。そんなことを繰り返しながら、やっぱり好きなんだなぁって感じてみる。正しいか、間違っているかはしらないけど、だけどそれでもやりたい、諦めたくない。俺は絶対に『やりたい事が出来なかった』って思いたくない。ましてやそのことを環境とか他人のせいにしたくねぇ。そりゃあ、中には何も努力しないで手にいれるヤツだっているし、苦労しないで手にいれるヤツだっている。でも自分は天才じゃないから、人一倍頑張る必要があるんだよね。それだけで全てが手に入るとは限らないけど、自分でちゃんと納得できればそれだけでいいと感じるようになったさ。

気の持ちようで全ては変わるもんで、時には、どんなに大きな失敗も成功へのスタートの1歩だと思えるし、時には、どんなに大きな成功も失敗への落とし穴の1歩に見える。だけど、どんな時でも前向きに物事を考えるってコトは凄く大事で、それを気付かせてくれるようなヤツも周りにたくさんいる。そんなコトにまずは感謝だね。感情が変われば、態度が変わり、態度が変われば、行動が変わり、行動が変われば、人間は変わる。だから思い続けるってコトは、それだけでも重要だと気付かされた。そうすればすぐにはできなくてもちょっとずつ、確実に変わってく。他人に見えなくても、褒められなくても、認められなくても、自分にだけは胸を張って頑張ったって言えるんじゃないだろうか。

『どっちがスゴいヤツだろう?』『どっちがシビれるヤツだろう?』

何のために教育を受けてるか。何のために仕事をしているか。何のために他人と付き合っているか。何のために闘っているか。ちゃんとわかってるヤツっているのかな?ちなみに俺は全くわからない。ただ一つだけ正直に言わせてもらうよ。『好きなことをやりたい』俺はそうだな 今も昔もきっとこれからも、こんなことでも理論で説明するのは簡単だけど、それはもっと言葉で説明できないようなくらい、心の奥底から不確かなエナジーみたいなのを感じる瞬間。この世で唯一、生きてるって云う実感。それが大事。だから結局のところ、行き着いたのは、“死ぬときには自分は諦めずに頑張ったって云う事実と誇りが欲しい”ってコト、ただそれだけ。やりたい事を諦めたら絶対に後悔するのを知ってるから。

自分は、五体満足だし、教育も受けられた。借金はしていないし、ギャンブルはやらない。メシにも困ってないし、たまには趣味に没頭出来る時間もある。やりたいコトがあって、生きるべき目標があって、それを応援してくれる人もいて一緒に闘う仲間がいて、愛すべき家族や友達がいる。好きなことして、少しだけどそれでちゃんとお金もらえててそう振り返って、俺はシアワセな人なんだろう、と。じゃあそんな思いに対して、何か返せるものがあるだろうか?そんな思いを誰かにさせているのだろうか?そう考えるから、俺は自分の人生に一切の妥協は出来ない。全てをすることが出来るかはわからないけど、やるしかないんだよね。だから毎日『遣り残してることは死ぬことだけ』って思って眠りにつきたいな。それで朝に目が覚めたら、今目の前に広がる新しい世界にチャレンジしていくんだ。少なくとも今の自分の中では、それが生きてくってコト。

こんなことを思いながらアコギとペンを持って、仕事をしていたけれど、今年最後の集大成が出来上がりそうだよ。きっと、前に進めてるってコトを信じてやっていくしかないね。

そんなこんなで今年は1歩核心に近づけた。有意義な年だった。まだあと3日程残っているから 最後まで死ぬ気で頑張るさ。それで新年が始まればまた新しい気持ちで 最後まで死ぬ気で頑張るさ。俺は誰にでもこう言い続けるよ。『やりたいことはを絶対に諦めんな』って。『だってそれが本当の意味で生きるってことじゃん』ってね。

それと全く関係がないけれど。12日から始まるらしいジョニーデップ主演の『パブリック・エネミーズ』は楽しみだな。