くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

Am I more than you bargained for yet?

ここにタバコがある。それについている注意書きはこう。“喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります。”

多くの場所へ行き、多くのものを見て、多くのことを知り、こんなにも虚無なものだったのか。

夢を追い続けるということは難しい。俺はいつか全てを失ってしまう。そして周りもいつか死んでしまう。でも信じちゃいけない。これはただのゲームなんだから。

人生はそれこそが、たまらなく美しい偽り。思わず信じたくなるほど美しい嘘。起きたままベッドに横たわり、自分の人生について考える。静かな絶望感が高まっていく。だけど忘れちゃいけない。これは俺を最高に美しくしてくれるただのゲームなんだ。

この刹那的な感情にここまでも気持ちが揺らぐのは何故だろう?

俺は長くは生きることはできない。消えかけの月。生まれてから死ぬまで雨雲を抜け出せないでいる。沈む船に乗っていたことを俺は認めない。これから沈んでいくことを俺は認めない。

人生はそれこそが、たまらなく美しい偽り。思わず信じたくなるほど美しい嘘。最高に美しくしてくれる。俺はどんな人間にでもなれる。デカイことが出来る。人生はそんなゲームなんだ。

疑問

1、仕事をする必要があるのか?
2、異性と会う必要があるのか?
3、モノを買う必要があるのか?
4、本を読む必要があるのか?
5、部屋を出る必要がるのか?
6、マスターベーションをする必要があるのか?
7、自分の存在意義を証明する必要があるのか?
8、常に死はすぐそこにある だけど死なない俺は悲劇なのか?

ちくしょう。ちくしょう。ちくしょうめ!

すべてのものに時間と場所がある。出会いには理由がある。誰にでも目的がある。終わってしまったらどんな説明がいるんだ。
生きているのか死んでいるのかの瀬戸際。後ろを振り返ってばかりでは前に進めないことに気付いたのさ。過去を洗い流す時が来た。

人生はただのゲーム。