くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

売って、買って、創って、壊す。そして、忘れる。

誰かに「最近楽しいか?」と聞かれたら。
紛れもなく「楽しくない」と答えただろう。
ただ、そんなことはもうどうでもいい。
人生とは青春時代の負債を払うだけの毎日である。
いや、そう云ってしまっては身も蓋もないか。

「そうか、云いたいだけだったんだな」
無駄に自分に云い聞かせるように起きた午後4時。
あれからというものの、俺は仕事に入り浸っている。
ぬるま湯に浸かるかのように繰り返す毎日。

大丈夫。
少しのカフェインとニコチンと、レッチリの音があれば、大丈夫。
振り返れば常に必要なものはそれだけだった。
後は夜明かりか。

この間、マラソンをした。
1キロ。
小学生じゃないんだから、1キロでマラソンと云うのもいい加減やめたいものだ。
それと、マルボロからクールライトに浮気をした。
なんだかこの間のエントリと似たような形になってきたことに気がついたので、この話はもうここまでにしておこう。
オチも何もあったものじゃない。

今日は仕事中に今週末の予定を考えることにした。
何処へ行こうか悩んでいた所、たまたま見つけた美術館のサイトを見るに、上野美術館で俺が心から尊敬するウィリアム・ブレイク氏の展覧会がやっているではないか。
ということで即決定。
少しだけ週末まで楽しみになった。
それと同時に週末まで生きることにした。

君が行きたいところで。
君は誰がいることを望むのか。
君が行きたいところ?
そんなのどうでもいい。

1人で行くけど、1人焼肉には行かないよ。