くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

俺は止まれない。

実は、悲壮感にあふれたテキストばかりで申し訳なく思っている。ただここは俺の城、俺の言葉、俺の呪い。そして、俺の夢。何もかも叩きつけてやろうと、決心した頃にはグラス5杯分遅かった。いつも遅い、いつも鈍い、俺の頭だ。

なんということだろう。先週は休みに出かける予定だったのにも関わらず、俺には行く勇気すらなかった。毎朝毎朝、目覚めるために勇気が必要だ。そして、その原因は俺自身だってことは、もう十分にわかっている。

仕事へ行けば、安らぎは見つけられるのかもしれない。何か変われば、俺たちはまた、生きていけるのかもしれない。

お互いのポリシーを連結して、毎日頑張ってみる。頑張るってなんだろうか、とふと空を見つめてみる。

最近気づいたことだけど、俺は一生こうして生きていくのではないだろうか?

誰かのせいにすることもなく、自分のせいにすることもなく、ただただ海面をゆらぐだけのくらげであれるとしたら。海辺に醒めるかがり火のようにゆらめくことができるとしたら。俺はどこまで幸せなんだろう、と考えてみる。

自分を納得させて、自分を元気付けて、そして俺の頭はまだ正常を装って、これからも動き続ける。気づいたときには、また、遅すぎるのかもしれないけど。