くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

俺にとって、とても大事なこと。

今日は少しだけマトモなことを書くつもりです。
しし座流星群の話ではありません。

文章を書く、ということについて、色々と考えています。
前はそのことについて、を考えることはありませんでした。
今俺は、この文章を書くことにかなりの時間を割いています。
“考えるようになってしまった”そういうことです。

特にアクセス数が伸びているわけでもなく、目に見えて“誰かが見ている”という感覚は無きにしろ、“考えるようになってしまった”
この数行に至るまでに、何度バックスペースを押したかわかりません。

ある一定の時期から、いくつかの“自分”を分けて表現し、書くということがとても楽しく感じました。
たとえば、このブログのサイドバーにある俺のサブブログがあるように、このブログ自体に飛散したカテゴリが山のようにあるようにといった、それです。
まあ大まかに云えば、こっちは“他人用”、サブブログは“自分用”と云うわけだったはずなのです。
これは前提です。
今の時点でよくわけがわからないのは、決して酒のせいにしたくはありません。

とにかく、押しつぶされそうな独りの空間で。
あの6畳一間の真っ暗闇の部屋でPCをつけて、何かから逃避するように描き続けていたその時とは“変わってしまった”ということを意味するのです。

数日前に俺は“良い孤独を失った”と書きました。
もちろんそれ以降も、書いて良かったと思うテキストや、読み返して赤面するようなテキストまで様々なことを書いてきました。

しかしそれにしても今はとにかく“考えてしまっている”ということです。

それが良いことにしろ、悪いことにしろ、こうして書くことを誰かに強要されていない以上は、総て「俺の自由」に回帰するということです。
どうでも良いのですが、今「回帰」という言葉を、類似語辞典で調べてしまいました、そのくらいなのです。

ここまで書いて、俺は“もう書くことを諦める”と云いたいわけではないです。
だからといって、“今まで以上に良い文章を書く”ということを宣言したいわけでもない。

一体何が書きたいのかわからなくなってしまいましたが、今日はその、“書けなくなってしまった”理由を書きたかったんです。

一時期に比べて、俺が大事にしてきた“孤独の色”が変わってしまいました。
それは本を読まなくなったからかも知れず、音楽を聴かなくなったからかも知れず、他人との関わりかも知れず、心境や環境の変化かも知れず。
今となっては何もわかりません。
とにかく“変わってしまった”
そして、それを受け入れることが、未だにできずにいるのです。

たとえば、自分の好きなときに何処かの異国へ旅立ってしまえば良いと云う自由。
人を責めて自分を立てておけば、なんとかなってきた自己欺瞞。
最悪の場合、死んでしまえば良いのではないかという最悪の逃避場所。

俺はそういったものを失った代わりに、書く力を失ってしまったのです。
そして、ああ今はこの冬風すらも、俺にはただの冷たい風でしかないのです。

俺が書く力を“失ってしまった”ところで、損する人は誰もいません。
得する人もいません。
だから、それがなんなんだよ、と思ってもいいです。
いいですが。
いいのですが、それでも俺は、なんです。

気づいたことは、サブブログにだらだらと書き連ねていることこそ、俺のスタイルではないのかと、感じている次第です。
サブブログはホント早い。
1エントリ5分以内でいつも書いている。
そもそも俺にとっての文章は“そういうもの”だったんです。

どこにいるのか、いないのか、会ったことがあるのか、ないのか、存在しないのか、するのかすらも知らない「君」に綴る言葉を描いていきたいんです。
俺が好きな、“そういうやりかた”で。


…。

とりあえず雑多に飛散したテキストを拾い集めてカテゴリを整理します。
サブブログのほうも整理して、もしかしたらひとつのブログになるかもしれません。

一・二人称は統一したいよね。
俺だったり君だったりボクだったりオレだったり俺だったり貴女だったりアナタだったり。


ここまで長くなったことを、今日だけは酒のせいにしたくありません。