くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

誰かが、くらげを見ている。

どうやらこのブログを見てくれている友人や知人が、ちらほらいることを耳にしました。
いえ、耳にしてはいません。
この間友達から珍しくメールがあり、そこに「ブログ見てるよ」と書いてあったからです。
なので、正しく云えば「目にした」です。
どっちでもいいです、そんなこと。
ただ、なんともいえない気持ちになりました。

この文章は大概にして酒を飲んでいる途上に書かれているので、文脈も、構成も、ましてや方向性さえも、まったくめちゃくちゃなものです。
読み返すと頭が痛くなりますから、普段は決して読み返しませんが、せっかく友人にそう云われたので、読み返してみたら頭が痛くなりました。

但し、酒を飲んでいるときというのは、素直に物事を話せる時間です。
なので、書いてあることは意味不明なものでも、かなり素直になっていることでしょう。
素直かどうかなんてどうでもいいですが、素直なことはどちらかというと「正しい寄り」です。

何故最近毎日のように更新するのかというと、それは会話する相手が皆無だからです。
仕事もPCデスクにずっと向かっていればいいわけですし、家に帰っても所詮一人ですし、電話さえこなければ会話なんてしませんが、大体俺は携帯を1日1回いじくればいいほうなので、不在着信のほうが格段に多いです。
そして不在着信は、そのまま次の日の不在着信として残るだけでして、結局のところは電話を持っていることなどに意味はありません。
電波に乗るのは嫌いですし、大概、深海は電波悪いですし。

今考えれば、「理由があることしかしません」と云うよりもは、「したことには理由があります」と云うほうが的確な気がしてきました。
どちらにしても誰かの「電話には出ないけど、ブログは書けるのね」によって、また深海に叩き落されました。

せっかく水流にのって水面付近まであがってきたのにな。

この間、真っ赤なピエロくんが、滅多に来客のない深海の28番街に手紙を送ってくれたので、それに対しての返事を書かなくてはいけません。
しかし頑張って陸にあるポストに向かう前に「手紙は書かないけど、ブログは書けるのね」によって、また深海に叩き落さる予定です。

早く抜け出したいと思うと同時に、もう少しだけここにいたいという気持ちもあります。
何故ならば、此処では水圧に耐えるだけで精一杯ですから、それだけで生きてる感じは確かにしますので。
ですから、とりあえず今は、好き放題やらせてください。

くらげは、酒を忘れる術を忘れました。

主よ、俺を、救ってくれる?
天よ、俺を、聖人にしてくれる?