くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

ファック・ユー?ファック・オフ?

珍しく不機嫌で、ご機嫌でした。
そしてそういう日は大体にして、Fワードばかりで話をしたくなります。

言葉には常に毒があるので、争いを起こしたくなければ黙っているのが常ですが。
今日はあえて思い切り気持ちを込めて、ハッキリと云わせてもらいましょう。
「君はとても美しい!」
そんな君から電話がありましたが、俺はすぐに「絶対に来るな」と云って電波を遮りました。

俺は、自分自身を嫌っているその半分ぐらい、君を嫌いになりたいのです。
君が俺を扱うのと同じくらいに、見えない存在になりたい。
君はいつも俺の名前を秘密のもののように扱い、頭の中に入ったり出て行ったりするのには、もう耐えられないんです。
だけど俺は、逃げても、行くあてがない。

ファッキン電線の上を走る若造を早く屠ってください。
「ドヤ顔」なんて云う腐った言葉は、意味とファッキンタイタニックと共に沈めばいいと思います。
残念ながら、君が大事にしているファッキンニンテンドーの中に、求めているものはありません。

悪いけれど、君と会うつもりはありません。
日々、君のことが嫌いになっています。
だけど、もし会って肩を叩かれた瞬間に、きっとこの言葉は意味を失うと思うので、お願いだからこれ以上、俺の染色体には、触れないでください。

日々を大事にしたいとは思いません。
日々なんて大事なものじゃない。
大事なのは一瞬です。

その一瞬を掴む為に、毒が全部欲しい。
毒ならなんでも大好きなんです。
その絶望的なハートが全部欲しい。
そして、言葉を追いかけても無駄だということを、あの子に伝えて欲しい。
奴らはみんな、死ぬべきなんだ!

さあ、段々と尾を出してきたんじゃないか。
今日もまた昔の自分を思い出そうとしています。
前みたいに云ってみればいい。
「ファック・ユー、ファック・オフ」
もしそうなったらいよいよ俺もオシマイだな、と思います。

何度も云いますけど、死ぬべきファッキン野郎と云うのは俺の方です。
ヘイヘイ、ハレルヤ!

できない。
いや、できる。
あんまりだ。
もうたくさんだ。
まっぴらだ。
やめるな。
葬れ。
闇に帰してくれ。

天井に空白を描いています。
君の横で寝ると、君のストーリーの一部になってしまいます。
俺にはそれが耐えられないんです。
誰かの幸福や不幸の注釈には絶対になりたくない。

こうして詩人になったつもりで眠りにつきますが、目が覚めれば必ず詐欺師になっているでしょう。
日々感じます。
自分はただの罪人だと。
だから眠る前には、誰かに窒息させられたいと必ず願います。

見ての通り、飲みすぎてしまったんです。
もしここで倒れたら、その上から土をかけてもらってもいい?
もうこの口から毒を吐き出せないように。
世界を平穏で包んでおくれ。

それでも起き上がったら、日々、圧倒的な力で、紡げ。

そして俺は思います。
そのDNAから、ファッキン息子が生まれるのは、当然のことだった!
そしてファッキン疲れた顔をして、ファッキン労働者は家に帰っていくんだ!
何もないあのファッキンな家に!

だからこんな夜は、血を吐くまで飲んでやります。

此処は底のない深海。
俺のこころを癒すのは、空にした3本のボトル。