くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

掴もうか、その命。

僕は、職場の人間曰く“いつも泣きそうな顔をしている”らしいです。

今日は、明らかに邪魔者扱いをされ、排除されている白い結晶を踏みながら歩きました。
ザクザクという、懐かしいような懐かしくないような感触。
ふと思いついて、その結晶を固めて、自らの影に投げつけました。
僕は、いつも大体この時間に家路を辿ります。

家にいる時間の、そのほとんどを鍵盤の前で過ごすようになりました。
誰の為でもなく。
サブブログに吐き捨てるように投下しているものは、すべて書いている曲達のための原材料です。
僕の“秘蔵ノート”に書き記されている数々の言葉、僕の過去、現在、未来が、そのままあの場所で咆哮しています。
誰の為でもなく。

「誰の為でもなく」というのは決してシニカルな美しさを投影したものでは決してなく、文字通り、本当に誰の為でもないのです。
誰かに迷惑をかけないだけでもマシでしょう。

さて。
もうそろそろ、僕の生誕23周年を祝ってくれるという催しがあります。
家族や友人など、色々な人が来るのでしょう。
感謝の意をこめて、僕から“とっておき”を数曲用意しています。

こうした文章を書くことも、「こどもうた」に徒然と投下していくことも。
自宅で独り鍵盤に向かって、意味のない詩を創って、謡うことも。
起きることも、寝ることも、食べることも、誰かと手を繋いで歩くことも。
僕にとっては、現在を生きていくためだけの、活力なんです。
そうして今日僕が生きることは、僕に対して「死ね」と云い続ける世界に対しての、レジスタンスです。

嘘も無く、偽りも無い、そんな、僕の1日です。