くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

スポットライト。

帰り道で黒人が「ファッキンファック!ファッキンファック!」と云いながら僕の横を通り過ぎていった。
その後ろから3名ほどの女性が「ツイッター!ツイッター!」と云いながら僕の横を通り過ぎていった。
僕は「ごーいん、ほーむ、あろーん♪」と口ずさみながら電車に乗るのである。
つまらないね、実につまらないね、つまんねえよ!

労働者たちが帰る頃、僕がその昔に“メンヘーラちゃん”と名付けた女の子も誰かの帰りを待っている!
隣の家の明かりは消えている時にだけ、僕はチームのために全力を尽くしてるのさ。
拾ったガラクタに金メッキを塗りたくってさ。
その言葉に、その感情に!

そして最終的に僕は、この世界も、もしかしたらスーパーファミコンで出来てるかもしれないと疑ってうことになるのさ。
このウイスキーも君たちのセックスも、スーパーファミコンで出来てるんだ!