くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

青色の目玉焼き。

「ハハハ、僕はついに流行り物を手に入れたぜ。どうだ、このくらげ!かっこいいだろ!」

その日の僕は絶好調だった。
で、絶好調であるからといって何もかも上手くいくとは限らないのだ。
時には絶好調が仇となることもあるのだからこそ…!

君、君だよ君。
今、僕の思考回路に接続しようとしただろう?
そんなことをしちゃダメに決まっているだろ。
気をつけて欲しい。
今、僕の目の前にあるウイスキーには手を出さない方がいい。
何故ってわかるだろ?
“こう”なっちゃうからさ。
今僕のPCの先にあるポスターを見てごらん。
そこになんて書いてある?
何も書いてない?
じゃあ、そこに描いてある人はなんと云っている?
聞こえない?
僕には五つも聞こえるぜ!
一つめは単純にその目の前にいるバカみたいになっちゃいけないぜって書いてあるんだ。
二つめは努力してもそうはなれないだろうけどなって書いてある。
三つめはこれ以上云うと思ったかバーカ。

あれからちょうど1年が経過したけど僕は相変わらず
どうしてこうも、優しさは弱さになるのだろうかということを考えている
でも。
結局のところ“あの日”に戻れたって、同じように僕は酒を飲んで朦朧としているだろうし
生まれた直後に戻ったって、どうしてこうも優しさは弱さになるのだろうかということを考えると思うから
過去を変えることなんてできませんよ
だけど今はそんな過去についてもそんなに悪くないことだと思っているから
それでいいんだと
言い聞かせてるんだ!