くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

今日と同じような今日。

自分が正常であるか異常であるか。
プラスとマイナスの計算をしていたらふとタイムカードを切り忘れた事に気付いたのだ。
タイムカードを切り忘れたとしたら、上司にまた何か云われるのだろう。
そんな風に僕の主義主張は切り替わって、話の論点が何処であったのかも思い出せない。
話の論点という話の論点を後ろ向きに考察してみると、ほらやっぱり尻尾が出てきた。
僕はその尻尾を捕らえて、なにやら奇妙な生物を見つけたのだから全世界に公表してやろうと思ったのである。
捕まえたぞ、僕が捕まえた!
こうして、振り返るにあたって、僕は自分が正常であるか異常であるか。
そういう結論を下せたのである。
僕は至って正常だったという結論を。