くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

愚鈍曜日。

上司が僕の机にやってくる。
日本語ではないだろうが、よくわかる言葉で書類を渡してくる。
僕はその書類にガムを吐いて丸めて、奥の席に向かって投げる。
そしてそれを拾って上司が僕の机にやってくる。
日本語ではないだろうが、よくわかる言葉で僕に叱責をしてくる。
その言葉をちょうど今忘れてしまったところだ。

僕はエクセルをいじっているフリをしながらワードパットを開き、
パワーポイントという名のジャズアーティストのホームページを開く。

そして「何故みんな愚痴ばかり書いているのだろう」という内容の愚痴を書くんだ。