くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

煩悩vs死。

この暇すぎてクソ忙しい中、なにが悲しいのかお手伝いということでラウンジで演奏をちょっとしたところ、願ってもない臨時収入が入ったので、それをしっかりと貯蓄することもなく近所のビデオボックスに行ってきました。ビデオボックスというのは大量のAVに囲まれた聖地で男がナニをナニするための男のための場所ですが、そこでナニを済ませたあと、煌々とした表情で出てくると、あろうことかビデオハウスの下で知人の女Mに遭遇してしまいました。

 

「あ、28君!」と無駄に駆け寄ってきたMは執拗に「何してたの?」と訊いてきました。実に空気の読めないMではありますが、イギリスの紳士であるところの僕は動じず「これから一緒にナニする?」と誘ったところ、逃げるように去っていきました。

 

立つ鳥、ナニも残さず。

 

まあそれはいいんです。

地元で知人に会ってその知人がちょっと嫌な思いをしながらいつも通り家に帰っただけに過ぎません。というか、昔たまたまTSUTAYAのR18コーナーで物色して出てくるときに知人の女Yにばったり会ったこともあるように、僕はなんかこういうところでやたらと損してるような気分になります。でもそう考えると僕が女にモテないのも全てタイミングのせいなんだとも云えるので、そういうことにして無駄に自分を納得させました。

 

その後閉店まで喫茶店にいたんですが、そのときはそのときで目の前に座っていたデカパイの姉ちゃんに釘付けで読書が進みませんでした。

 

なんか僕はそろそろ煩悩の面で釈迦に抹殺されそうですが、僕から煩悩を取ったらいよいよ死ぬしかないので赦しておくんなまし。