くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

やる気がない。

うーん、Incubusがかっこいい。少し時代遅れの音楽だが、僕もあんな風になれたら最高だったのになと思う。モテモテになるという希望は、来世に期待したい。面倒なことはできれば来世に期待することにした。じゃあ今生で何をしたいのかというと、別になにもしたくない。せめて財布を拾ってあげてお礼を云われるくらいのナイスガイになれたら良かったけれど、それも来世に期待することにしよう。

 

そんなナイスガイなところの僕なのだが、先日ひったくりを目撃した。目撃したのだが、ひったくりかどうかわからなかったので何もしなかった。翌日地域の新聞にでていたのでやっぱりひったくりだったのだが、あれわかりませんよね。別に被害者が叫んでたわけでもないし。

 

振り込め詐欺とか窃盗とかでも良く思うんだけど、あれ自分の隣で被害に遭ってる人がいても絶対にわからないと思った。たぶん僕が女子高生だったとして電車で痴漢とかされたとしても絶対に気付かないと思う。「たまたま手が当たってるだけだよね!」とか平気で思いそうだ。

 

あと海でおぼれている人とかまあ現実には見たことないけど、おぼれてるかどうかわからないので、たぶん放置すると思う。そこには優しさとか云々はなくて、単純に気付かないだけで気付いたら実はおぼれてたとかありそうだ。

 

何が云いたいのかというと、極端に他人に興味がない。たぶん僕が立て続けに女にフラれるのも、その女を信じていないからにしか過ぎないと思う。そもそも女の何を信じたら良いのか。んで僕が信じないから相手にも信じられず、そもそも僕が僕を信じていないから何もできないというオチ付き。

 

結婚してください!と云ったり思ったりするのはいいものの、実際に結婚したいかと考えると実にめんどくさいのである。まあ禅問答みたいでめんどくさいので、そんなナイスガイになるのは来世に期待しよう。

 

パソコンの変換がナイス害になるところあたりも僕の人生を形容しているとも云える。