くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

何か云っているような気がしたんです。

1年前は用事がなければずっと家にいることが多かったのですが、最近はずっと家にいるのが何故か苦痛なので、早めに起きてすぐに家を出ることにしています。もちろん家を出たところで外でやることは喫茶店で本を読んでいるか、某音楽教室でピアノを弾いているか、公園でぼけーっとしているかのどれかなので、ピアノはともかく、他は家でも問題ないもので、外にでる必要は特にないと思います。

 

僕はたびたび雨が降ったり風邪でも引いたらいいのになあと思いますが、そういうときに限って雨が降ったりはしません。

 

今日考えていたことは、御年25にもなって平日の昼間から公園でぼけーっとしている人がどんくらいいるのかってことです。正直なところ、100人集まったら1人いるかいないかだと思います。みんな仕事したりデートしたりしてるんだと思います。話せば「おれもそんなことしたいなあ」なんて思われるかもしれないけど、公園で昼間からぼけーっとするのにも苦痛が伴うわけで、奴らはそれを知りません。口で説明したところで理解するのは難しいでしょう。事実、公園でぼけーっとしていることが楽しいのかというと、楽しくはありません。やりたくてやっているけど、やりたくてやっているわけでもないんです。

 

空に祈っているわけではありません。祈って何かが変わるならもう変わってます。なんとなく気付いているんです。どうせ僕のことだからそのうち、あの時公園でぼけーっとしてた無駄な時間が戻ってくればなあとか思うということに。わかっているからじゃあ何を始めろよとか何かするべきことがあるんじゃないかと云われたところで、それを考えるために公園でぼけーっとしているんです。云わせないでください。