くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

純正アンドロメダ。

おはようございます、とはとても云えない時間帯に起きている毎日の僕です。
夜勤という牢獄は日々身体を蝕みますが、さすがに何年も続けていると、帰宅するときなんかは逆方向の電車(朝ラッシュ)に乗り込む人々のほうが大変そうだと思ったりもします。

日々を描くこと、に執着しているこの頃です。
そしてその“こころ”に「Awakening」という名前を与えました。
これで墓碑銘がいらなくなりました。

感じることは多々あります。

人間が70億いても、その時にしか感じられないものを大事にしている人はどれくらいいるのでしょう。
大事にする、というのも少々抽象的過ぎる気もしますが、僕にとってはこうして文章にするという形くらいしか思いつかないのでそれでいいでしょう。
僕の城は僕の言葉で塗り固められ、誰も制圧しようとしません。

今日の僕は。
空気が溶け込んでいくような景色を見ました。
それは夕暮れで、何の変哲もないただの冷たい風が吹く住宅街で。
匂いは夕飯時の大根のそれで。
手は震えたまま、誰かを待っていたあの景色が鮮明に、僕の視界に映りました。

感情を切り取る作業を繰り返しながら、僕は毎日ゼロになって目覚めます。
色々なものに自らコミットしていく元気はまだ出なくても、僕はここで日々を生きています。

願わくば、遠い国の紛争で荒れている地でも。
それぞれの想いが昇華されますように。

心優しく、心強く。
惑わされず、潔く。

自分の心にそう刻む、僕の日です。

また明日も何か見えますように。
僕の心が何度も、駆け巡りますように。

両手を合わせて寝ましょう。
おやすみなさい。