くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

くうちゅうくらげ。

長袖が半袖に代わり、僕は街路樹から少し先にあるマンションの階段に座っている。
いつまでもこうしているわけにはいかないので、少し歩いてみることにした。

今日からブログを再開することにした。
出来る限りシンプルなもの。
時には、一言でも良いと思っている。
ジャンルはない。
自分の書きたいように書くだけ。

僕は日々には、感動的なことはいらないと思っている。
美しさは感動的ではない場所に、稀に生まれる。

孤独と哀愁の無い場所に、愉しみと悦びは存在しない。

そう、思う。

まず、タイトルをつけた。
「くうちゅうくらげ(空中くらげ)」

僕の人生はくらげのようでありたいと思っている。
漂うだけの存在。
オスもメスもない存在。
海にいながらして、魚でも哺乳類でもない存在。
海流に乗れなければ底辺に沈んで死ぬだけの存在。
潔いものに。
固執しないものに。
誰からも何からも、干渉されないものに。

前置きはともかくとして、僕が日記を再開したのは。
少しは自分のことをわかってやろうと思ったから。
ただ、それだけ。

今日はおしまい。