くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

「私は〇〇王!」という、今週のお題に答えてみた。

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どうせなら「私は〇〇玉!」というお題にしてくれてたら「真実はいつも1つ!じゃなくて2つ!」勢いで云ってしまうか云ってしまわないかの騒ぎだったんですが、まあいいでしょう。
その場合、「私は大金玉!」「私はネギダク玉!」でも何でも良かったんですけどね、結局勢いで云ってしまいましたが、後悔して泣いてから忘れてください。
ていうか「私は大金玉!」って別に自慢することじゃないですよね。

本題に移ります。
正直に云うと、現在の僕は自分を自分で王と云えるほどのものは持ち合わせていません。
但し、昔なら少しだけ他人に話せるほどの王であったことは確かでしょう。

私は世界最高のイケメンにして一挙一動が週刊誌に取り上げられるほど注目の王です。
今苦笑と蔑みの目線が画面を通じて伝わってきて危うく無駄に勃起しそうなところでしたし、王までの繋ぎが無理やりでしたし、まあちょっとそれだと嫉妬する人もたくさん出てくると思うので真実だけで話します。

「私は〇〇王!」、僕の場合、その名も「洋モノ王!」です。
途中まで「オナニー王!」と迷ったんですけど、このブログがちょっとでもエッチな方向に行ってしまうことは非常に心苦しいですし、紳士でイケメンな僕がそんなことするはずないのでやめました。
いろいろ試しましたけど、みなさんくれぐれもPCのマウスのホイールでちんちんこすっちゃダメですほんと。

さて。

僕は確かに「洋モノ王」でした。
自分の部屋にあるものはAVから置物に至るまでほとんど洋モノだった気がします。
たとえば、を語りだせば枚挙に暇はありません。
もちろん身の回りを彩るものだけではなく、言動や行動にも「洋モノ精神」がにじみ出ていました。

美空ひばり「ヒバリ・ミソラ」と呼んでいました。
伊藤先生は「ティーチャー・イトウ」と呼んでいました。
初めて買ったひいきの野球チームの選手のユニフォームは「ローズ」でした。
毒々しい色つきのグミをいつも持っていました。
驚いた時は決まって「what the hell!」と云ってました。
学校内の作文の読み上げで「アレがファックでコレがファッキンで」と発表しました。
ポケモンのパーティは何故かダニエルやジョンといった名前の構成でした。
一発芸は映画:ゴッドファーザーで蜂の巣にされるソニーの真似でした。(当然誰も笑わない誰もわからない)
登校時は無駄にわざと遅刻してクリス・ジェリコの入場シーンの真似をしていました。(当然誰も笑わない誰もわからない)

などなど書き始めたら誇らしすぎてだんだんと死にたくなってくるようなものばかりです。
多分あのルー大柴さえも苦笑いするしかないような少年だったでしょう。

そもそもどうしてそんな少年だったのか。
何故洋モノに惹かれたか、何故洋モノが好きだったのか。
無駄に非常に申し訳ないですが、思い出せないんです。

もちろんそんなイタイ時期を過ぎてからも、洋モノ好きの残滓はそこかしこに残っていました。

世間ではエクザエルなんかが流行りだしても、僕は決まって洋楽しか聴きませんでした。
邦画で見たのは座頭市くらいで、全て洋画にこだわりました。
毒々しい色つきのグミは手放しませんでした。
わざわざ無駄に早起きしてメジャーリーグばかり見ていました。
みんなの前でやるのはやめましたが、家でこっそりクリス・ジェリコの入場シーンの真似をしてました。
読書も徹底的に洋書にこだわりました。
ブラッドピットになった夢をみたこともあります。
好きな女の子の名前を勝手に外人の名前にして勝手にそれをあだ名にしました。(その女の子は激しく嫌がっていました)

しかし、そんな僕にも転機が訪れます。
僕が当時世界で一番愛していた恋人(誰にでもそう云います)に別れを告げられた時です。

『28くん(俺のこと)、悪いけど別れよう』
「え?どうして?」
『なんか28くんのアメリカンな性格にはついていけないわ』

考えれば確かに土足で彼女の家に入ったこともあるようなないような気もしますが、それを以ってしても酷いことではありませんか。
僕の洋モノ人生のほぼ全てを否定されたわけです。
これは人格否定にあたります。
あまりにもそのことがショックで、悔しくて悔しくて、家で泣いて転がりまわりながらオナニーをしました
そして僕は考えを改めました。

少しでも「和風」にしなきゃダメなんだ、女の人はきっと「和風」が好きなんだ。
それからの僕は変わろうと努力しました。

お吸い物も飲みました。
曙や小錦を応援するのをやめました。
三味線も聴きました。
お気に入りのクラウチング打法も、オープンスタンス打法に変えました。
着メロもきよしこの夜に変えました。
サッカーではベッカムよりもゴン中山を心がけました。
AVだけはやっぱり洋モノでした。

結果。
何故かまったくわからないですけど、アメリカンな頃よりもモテなくなってしまいました。
やっぱりなんだかんだいっても本当は女の子は土足で家に入る男のほうが好きなんです。

そんなモヤモヤというかムラムラというか、それが限界に来て家でシコシコしようとしないでもなかったとき、ひょんなこときっかけで友人と喧嘩したのを覚えてます。

「テメ、コラ、パーキングで料金がファックだったんだコラァ、テメ、コラ、俺の女がビッチでファックだっていうのかコラァ」

無駄な男たちの無駄なプライドを無駄に懸けた無駄にアツい闘いでした。
今思うといったい何の喧嘩なのかわからない気がしないでもないですが、その喧嘩はとりあえずお互い家でゆっくりオナニーをしてスッキリするということで解決しました。

家でしっかりと抜かりなくオナニーをして、今日の出来事を振り返りました。
なんというか、怒ってついつい方言が出てしまう田舎人のように変な英語ばかり云ってしまった、と。
相手も家でゆっくりオナニーをしたあと、こう考えていたのでしょうか。

そして実感しました。
というか、今になっても思います。
「やっぱり所々まだ自分洋モノかぶれ」って。
最近怒ることとか少ないですけど、多分今でも怒ると出てくると思います。
ファックとか、ビッチとか。

ただ僕は洋モノだっただけに過ぎないですけど、たぶんみなさんも小さな頃から知らず知らずに引き摺ってるものってあると思います。
小さい頃の癖や発言には気をつけたほうがいいです。
特に小さい頃の性癖とかなかなか消えません
このまま性癖の話を続けてもいいんですが、このブログがちょっとでもエッチな方向に行ってしまうことは非常に心苦しいですし、紳士でイケメンな僕がそんなことするはずないのでやめました。
みなさんくれぐれも小さい頃に過激すぎるエロビデオ見ちゃダメですほんと。

しかし僕の場合は幸い、その発言が原因か知らないですけど友達もそんな喋り方してます。
きっと僕がファックファック云ってるから、友達もファックファックな人間になってしまったんでしょう。
なんていうか人生いろんなところで損してる分、友達や対人関係、そういうところだけは得しました。

それとなんか結局オナニーばかりしてたのがバレてしまったので、「私はオナニー王!」という途中挫折したテーマが達成しないでもないですが、ここは僕が紳士でイケメンという理由で丸くおさめてください。

そういえば、こないだ背中に「Greisinger 46」って書いてあるユニフォーム着てロッテの応援に行きました。

というか、良くここまで読みましたね…