岩手県旅行手記 1-1
やっと帰ってきました…。
旅行中に書いていた手記を徐々に投下させて頂きます。
無駄に長く無駄につまらないですので無駄に覚悟しておいてください。
1-1
前日のファッキンな仕事のせいで疲れていたので、朝ちゃんと起きれるか不安でした。
なので、抜かりのない事で評判の僕は、Mちゃんという美人に「明日岩手にいくから8時には起こしてくれ、頼む」と約2年ぶりの連絡なのに全く違和感のない傍若無人ぶりを無駄に発揮してから無駄に安心して就寝しました。
遅くても10時には家を出れば良かったんですけど、風呂に入ったり髪型をセットしたりギャランドゥを剃ったりしなくちゃならないですし、98%の確率で起きてから3時間以内には腹を下すので、余裕を持って2時間前には起きたい所です。
そして、7時半頃に1本の電話で飛び起きました。
Mちゃんもこんなに早くに連絡をくれるなんて相当俺からの連絡が嬉しかったんだなぁと思って携帯を手に取り、勢いあまり余って電話に出ると、肝心のMちゃんではなく元同僚のY氏からでした。
Y氏は「おはよう!」と無駄にテンションの高い一言から、最近買ったエロゲーの話を無駄に熱く語り、最後には「んで、28ちゃんは今日ひま?ひまなら飲みにいかない?」とY氏は愚か者っぷりを無駄に発揮しだしたので「うるせえ、バカ」と云って電話を切りました。
これでまた友達が一人減った気がしないでもないですが、どうでもいいので気にしないことにしました。
どうせ愚かにもまた連絡してくるでしょう。
それにしても最悪の目覚めです。
肝心のMちゃんからは連絡がないです。
照れているのでしょうか。
予定通り、ギャランドゥを剃ってちんこのコンディションを整え、賞味期限切れの牛乳を飲んでから10分後、これもまた予想通りいきなり腹を下したのでトイレに30分ばかり籠もってから、満を持して出かけました。
今回は家から1時間ほどの場所にある埼玉の某大都市に行ってから、東北新幹線に乗って、更に特急で目的地にという予定です。
羽田空港にしても成田空港にしても新幹線の駅にしても家から微妙に遠いのが毎回頭に来ますが、仕方ないでしょう。
そういえば、東北に行くのははじめてです。
北海道には行ったことありますけど、福島から青森の間って行ったことありません。
死ぬまでには47都道府県くらいは制覇したいもんですけど、実際行かずに終わってしまいそうな場所もありそうな気もします。
新幹線に乗りました。
金曜日ということで乗客が多いのはある程度予想していました。
もしかしたら、隣の席に座っているのがとんでもない美女で、この道中で仲良くなって現地でいちゃいちゃするとかしないとか、そんなことを期待していました。
そして、あろうことか予感は的中!
隣に座っていたのは推定Dカップで黒髪で清楚系のOL、聞くところによると年齢は僕と同じ24歳ということもあり、互いの音楽の趣味や映画の趣味も非常に似ていてすぐに意気投合。
それからというものの、現地で手を繋ぎながら観光をしたり、戻ってきてからも連絡を取り合おうということで合致。
なんて幸せな時間だろう。
というのは全て妄想で、実際は禿げ上がった推定50歳のおっさんでした。
人生そんなに甘くないです。
クソ食らえです!
まあそんなこんなでなんだか手持ちぶさたになった僕は、更に惚れられるのを承知でMちゃんにまた連絡をしました。
「俺、今日岩手に行くって云ったよね?」
今思えば云ったからなんだという話でしかないのですが、それにも返事は来なかったです。
女は照れるとすぐに返事が来なくなるので困ります。
それにしても新幹線めちゃくちゃ早いです。
埼玉の某大都市から、宮城の某大都市まで途中は何処にも止まらないということで早さは予想してましたけど、早すぎます。
周りの景色がすぐに去っていきます。
前のイオンから次のイオンまで5分です。
それくらいイオンばかり目立ちます。
あんまりにも早いとなんだか無駄に不安になってきます。
寝ようと思ってもなかなか寝られません。
そりゃ、東京から岩手までたったの2時間だもんなぁと感心しちゃいます。
これで隣が美女だったら更に云うことないんですけどね。
いやーそれにしても行く前にしっかりとiTunesのマイリストを旅行用にしておいて良かったと我ながら感心しました。
以前松山に行ったときはリスト編集してなくて、あまりある音楽の山からランダム再生してたので、せっかく飛行機で良い景色になったところで「こーんぐらーっちゅれーしょーん♪」とか無駄にモーニング娘。(。は大事)が流れてきたので、なんか無性にむかついて声にならない声を発しながらその場でじたばた、足をどすどすしてたからです。
そこはTravisかU2だろと自分のアイホンに云い聞かせました。
いや、普段温厚でアメリカマナティの様だと散々褒められる僕でもあれは赦せませんでした。
でもまあ後藤真希はかわいいから赦す。
そんな反省を生かせたのは、良いことです。
スレイヤーの雄々しいサウンドの後に、米米クラブが流れ始めるというガッカリ感がなくなったので。
あのガッカリ感を例えるならば、AVを見ているとき、フェラシーンから男優の顔に移り変わった瞬間に発射してしまうという時によく似たガッカリ感だと云えばわかりやすいでしょうか。
結果として一人になってしまっている旅でそういう事を学ぶのは僅かながら自分の経験として生きていくでしょう。
でもそんな経験いらないからかわいい女の子と旅したかったです。
クソくらえです。
話は変わりますが、ずっと気になっていたことがあります。
日本は食糧自給率がもの凄く悪いって聞きますけど、田舎の町並みを見ているとこれでもかってくらい田んぼや畑ばかりなのに、どうしてこんなに輸入ばっかりなんでしょうね。
日本の環境じゃ小麦とか育たないからなのか、農家の爺ちゃん婆ちゃんのほとんどが作業時間1時間くらいで「今日はもう疲れたわい」とか云って仕事をサボっちゃうからなのか。
不思議で仕方がなくなるくらい、田舎は田んぼや畑だらけです。(あくまで新幹線から見た景色ですが)
そんなこと調べたらすぐひょひょひょと出てくるんでしょうけど、面倒なので調べません。
世の中不思議なことがいくらかあってもいいと思います。
そんな無駄なことも考えられるくらい新幹線は良いです。
ほかにも良いことがあります。
こないだは飛行機に乗ったんですけど、たったの1時間弱でも飛行機めちゃくちゃ怖かったからです。
僕は釣りをしに元同居人と連れ合って八丈島に良く行くんですけど、あそこ行く飛行機って20人乗りくらいのセスナなんです。
まあ当然小さい飛行機なのでエンジンで揺れまくるし、機体が横を向いたりすると隣に座っている元同居人が隣ではなくて上にいるという不思議な状況になったりするんで、あれは誰でも怖いとしても、ジャンボジェットでも怖いのは変わりませんでした。
寝てる場合ではありませんでした。
飛行機が墜落する確率と新幹線が脱線する確率のどっちが上なのかはわかりませんけど、飛行機が墜落するイメージのほうが想像しやすいからでしょうか。
そういえばどうでもいいですけど、昔から船だけは怖いと思った事がありません。
そう考えると高いところから落ちて死ぬのが一番怖くて、次が何かの下敷きになってぺしゃんこになって死ぬことで、その次が海に放り出されて死ぬという順番になります。
同じ死ぬでもこんなに恐怖感が違うんだなと思いました。
なんかもはや旅行の手記じゃなくなってる気もしないでもないのですが、そんなことを考えているうちに新幹線は宮城県の某大都市の駅に到着しました。
隣に座っていた50歳ハゲが降りて、代わりにその席に誰か座りました。
うとうとしていたので最初は気付かなかったのですが、隣から漂ってくるスメルをくんすかしてたら「この香水は女のものだなぁ」と思い、無駄に敏感に隣を見ました。
すると思わず「Are you kidding me?」と聞きたくなるほど、むちむちした女が座っていました。
しかも、それ紐だけで出来てんじゃないの?と疑うほどの服を着ていたので、僕はすぐに天海祐希が出ている日本ハムのCMを思い出しました。
ボンレスハムのCMです。
そしてその女はおもむろに椅子に付いているテーブルに駅弁を広げ、まるで飼育小屋のカバのようにその弁当をむさぼり始めました。
こんなのが風俗とかで現れたら、僕はあのオバマ大統領も顔負けするほど高らかに「change!」ということでしょう。
ああここがホテルじゃなくて新幹線で良かった、と非常に無駄に安心しました。
普通の人より暑いからなのか知らないけど、こういうむっちりに限ってあんなに露出度の高い服を着るのはなんでなんでしょう。
それとも露出度が高いから故にむっちりしているように見えてしまうのか。
一駅一駅通過するごとに、僕はその真意を問いただしてみたくなりましたが、口から出かけた所でやめました。
もしあの時思わず口走っていたら、マーク・ヘンリーばりのワールド・ストロンゲスト・スラムで葬られていたかもしれません。
君子危うきに近寄らず、とは良く云ったものです。
そんな無駄なことがありながらも、新幹線は順調に盛岡駅に着きました。
時間は13時30分。
天気は予報とは反して、晴れています。
時間ばかり有り余るので無駄に長く書いてしまいましたが、無駄に長い文章は投下したくないので続きは明日に投下します。
家を出てから、新幹線を降りるまででこの無駄に長い文章なので先が思いやられます。
~続く~