くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

My Epitaph. #23

[input few days]

 

  • 2013/8/19(Monday)

 

[magic marker]

-10時起床、23時就寝。疲れた。慣れない街にいるのは疲れる。

-11時~13時。準備。15時出発、新幹線で盛岡へ。17時到着。

-19時~20時。メシ。東京にある某有名ラーメン店がここにもあった。

-21時~2時。勉強。色々考えながらだったのであんまり集中できなかった。

[/magic marker]

 

[location]

-長く起きているわけでもないのだが眠いし、テレビも本もやる気にならず、テキストを書くほど頭がシンクロしていないので、何もしなかった。

-慣れない街を歩くのは気を遣う。右に行けば何があって、左に行けば何があるかもわからない。昔はそれが心地よいものだったのに、今となってはそれがだんだんと億劫になっているのがわかる。人はこれを成長と云う。だとしたら成長ってやつはクソくらえだと思う。

-夜の街を歩くと、どうしても飲み屋に行こうとしてしまっていたもんだけど、今日は元気があまりになさすぎて自粛した。明日になったらわからない。明日のことは何もわからない。

[/location]

 

[street signs]

-虚しさ。空虚とも云う。テレビがブラウン管だった時代。何かを思い出そうとしてカーテンを開ける。さすがに疲れたな。深夜に思いつくメロディー。そのときだけ。やる気をなくす自己啓発。出口のない迷路。深夜の街で動き始めるマシーン。

[/street signs]

 

  • 2013/8/20(Tuesday)

 

[definition]

-13時起床、2時就寝。激しい夢に揺さぶられて、起きたら雨だった。寝すぎたけど起きてもやることがないんだよね。

-13時~15時、夢の中の出来事をなんとかまとめたいと思った。

-15時~18時、近くのマンガ喫茶に行った。何をしたわけじゃない。テキスト投下。

-18時~21時、散歩。近くをふらふらした。何度か喫茶店に入ろうと思ったけど、結局入らなかった。

-21時~5時、勉強。集中したりしなかったり。たぶんテレビがついてたからだとおもう。気がついたら眠くなって寝てた。

[/definition]

 

[location]

-哀しみと戦う方法がわかってきて、そしてその戦う手段を見つけられずにいる。どうしたら哀しみが離れていくのかなんとなくわかる。それでも離れていかないのは、ただ僕が大事にしているだけなんだろうとも思う。

-煙草の吸いすぎ。少しは控えないといけないのだが。ヘビースモーカーチェーンスモーカー。僕みたいなやつに限って、肺ガンで死ぬことを赦されていないのだろう。

[/location]

 

[inflame]

-ウミガメと泳ぐ、スキューバダイビング。彼らは許せない人がいると云う。単純なこと。思考をメモ。インクのなくなったボールペン。やる気がしない。ひとりで楽譜を鑑賞。静寂に干渉。やる気がしない。詩人の気持ち悪さについて、詩人が語るところによると、詩人はどうも気持ち悪いらしい。

[/inflame]

 

  • 2013/8/21(Wednesday)

 

[utilize]

-13時起床、5時就寝。また掃除をさせ損ねた。部屋にタオルがたまっていく。

-14時~19時、散歩。昨日までと打って変わって天気が良かったので、駅の反対側まで行った。10キロくらい歩いた。なかなか良い疲れになった。

-19時~21時、昨日のマンガ喫茶。何をするわけでもなく、テキスト投下。

-21時~5時、勉強。そろそろ試験ということになるのだから、やりのこしはできるだけないようにしたいと思う。それなりに集中できた。

[/utilize]

 

[location]

-精神的な指数。最大が10だとしたら今の僕は8くらい。10になるとどうなるかというと、いよいよ死ぬかしかなくなるというくらいだ。まあなんだかんだで10になったことはないので、これからはだんだん減退していくと思う。

-幸せな日々って奴を日々妄想しているのだけど、どんなことが自分にとって幸せなのかと訊かれたら割とまじめに答えられないのが今の現状である。

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[evolve]

-夕立。裸の外人。夕立。頭の中にはハエがいる。上と下を置き換えて。こっちが右脳くん。そっちは左脳ちゃん。冷蔵庫の卵からひよこが産まれる。太陽が昇る。そして夕立。右脳くんと左脳ちゃんが手を繋いで、苦しい嬉しい。だから夜更かし。また夕立。味気ないね。

[/evolve]

 

  • 2013/8/22(Thursday)

 

[creeping]

-17時起床、4時就寝。あまりにも寝すぎた。12時間も眠ってしまった。途中何度か目が覚めたのだけど、まあいっかもう少し寝るかを繰り返して結局眠れなくなるまで眠ってしまった。反省。

-18時~21時。喫茶店から漫画喫茶コースで、テキスト投下。書きたいことは山ほどあるけど、書くべきことは何一つないということで、駄文だけがメモリーカードにたまっていく。

-21時~4時、勉強。明後日が試験なのだから。やりのこしはできるだけなくしたい。昨日もそんなこと云ってた気がする。明日こそは13時までに起きて部屋の掃除をさせなければ。

[/creeping]

 

[location]

-自由は何かと訊かれたら、心だと答えていた。そんな青臭い幻想めいた自由ってやつから、だいぶ遠ざかってしまった。「私は自由がいいです」そんなことを小さな僕に云ってた小さな女の子は、僕にとっては随分不自由な場所に行ったように思える。今、自由は何かと訊かれたら、やはり心だと答える。あの頃のように声にはしないだろうが、心の中で「此処だ」と答えるだろう。青臭い幻想めいた答えにまた表情なく笑う。

-あの日僕はテキーラを頭の上からかけられて「おまえは必要ないんだよ」と云われた。そして喉元を蹴り上げられて、天井をくるくる回る風車にも似た電灯を見た。それが僕の自由の代償だったんだと思う。

[/location]

 

[invitation]

-充電切れの携帯電話。コールサービス。充電はできますか。できませんか。いや、できません。じゃあ死んでください。100000回目の死ね記念。じゃあ死んでやるからなという脅しが一番効くみたい。この温泉はリウマチに効きます。効いてないじゃない。聞いてもない。云ってもない。ただ書いただけ。黙っていることが答えなら謝るよ。また動けない。

[/invitation]

 

  • 2013/8/23(Friday)

 

[FUCKING BLINDERS]

-14時起床、0時就寝。明日は朝がとんでもなく早いから、できる限り早めに寝ようと思います。また掃除をさせ損ねた。

-15時~17時、少し街を散策。蕎麦屋でメシ。帰りの新幹線のチケットを買うのを忘れたことに気付いた。気付けて良かった。

-17時~19時、喫茶店で音楽を聴きながらぼーっとする。ほんとどこにいてもやってることが変わらない。

-20時~5時、勉強やテキストなど一人でしか出来ないこといろいろ。

[/FUCKING BLINDERS]

 

[location]

-少し昔のことを思い出した。あの頃は逃げるために走っていたのではなくて、何かを追いかけるために走っていたんだということを。僕はそれに気付いて、幾ばくか哀しみを感じてしまった。

-涙を流せ。わかるんだ。同じベッドにいても流す涙はそれぞれだってことを、僕は知っているんだ。僕は僕の涙を。そして君は君の涙を流せばいい。一つの二人が二つの一人に戻っていくだけだ。そして僕は一人のまま、取り残されただけなんだ。

[/location]

 

[declaration]

-僕が金髪になったときの先生の顔。どんなだったっけ。僕が他愛もなく忘れて、ほかの人が忘れられないものもきっとある。逆も然り。逆を叱れ。まだ見ぬ穴にインサート。デリート。そこに貼り付け。なんとなく僕たち大人になる。女の子のブラウス。なんで僕がしなきゃならないんだろうと思いながらやった数々のこと。キス。キスキス。その女にキス。なんだ、つまんねえ。

[/declaration]

 

  • 2013/8/24(Saturday)

 

[Did you think?]

-4時起床、0時就寝。疲れた。長いこと独りでどこかにいくもんじゃないと切実に思った。そんなに元気が残っていない。やはり旅は目的あってこそのものだ。

-6時~8時、移動。海沿いの街に行く。ようやく試験である。景色が素敵だった。移動しているだけで「何かしている」感じがして、安らぐのは昔からそうだ。

-9時~13時、試験。出来映えはまあまあ。面接ってやつにも論文ってやつにも昔からそれなりに自信がある。問題があるとすれば学力テストのほうだろう。受ければいいけどな。

-14時~17時、移動。やるべきことをやったので幾分か気分が軽くなった。

-18時~21時、東京に帰る。疲れたので新幹線ではずっと眠っていた。

-21時~23時、家に帰り、酒を飲む。

-テキスト投下。あまりにも眠すぎるので寝る。

[/Did you think?]

 

[location]

-人生をわざわざ遠回りにして、道が長いですね。まだそこにたどり着けませんね。とか云っていた。僕より先に頂上にたどり着いている人もたくさんいるわけで、遅れをとっているという実感も当然ある。だからこそ、今道ばたに落ちている花くらいには気付いてやらねばならない。そもそもそれが遠回りをした理由なのだから。

-「触れてもどうせ壊れるだけじゃないですか」そう少年は云った。会いたいなあ、会えないなあ。消えたいなあ、消えないなあ。死にたいなあ、死ねないなあ。なんだいつも同じこと考えてるじゃないか。これが正常ってやつなんだなあ。気分は良くないけど、悪くもない。

-今、なんだ。今、君の心が安らかでありますように。今、なんだ、この願いは。今、君の世界が幸せでありますように。そういう風に、天に祈ってみた。祈りなんて届かないことは承知で。願ってみた。願いなんて叶わないことを承知で。

[/location]

 

[road is clear]

-自由。そういえば自由という言葉に敏感に反応していた時期があった。街の景色も変わるだろう。涙でピントが外れる。ヒキガエル、げろげろ。カエルが帰る。つまらない日常。また声。今度はあっち側から、げろげろ。僕も帰る。やっぱりやめた。苦しむサラリーマンを見ながら、唾を吐く。

[/road is clear]

 

[/input]