くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

少しばかりの穏やかさを。

駅で他人に靴を踏まれ、脱げました。
そして次の瞬間にある事を考えました。
靴が脱げたのは紛れもなく他人に踏まれたからでありますが、一体何が悪いんでしょうか。
踏まれた僕が悪いのか、踏んだ他人が悪いのか、はたまた踏まれて脱げるような靴を売った靴屋が悪いのか。
どうでもいいことです。
しかし、そうして考えるだけで日々というのは少しずつ変化していくものです。
何もないものに彩をつけるならば、それはただ一つ、己の思考でしょう。
僕は僕で其処に立ち、靴を踏まれる。
他人は他人で其処に在り、僕の靴を踏む。
どちらにせよ、詮無きことです。

「少年よ、憎め」のワードからスタートした2012年にどんな色を持たせることが出来るのか。
過去の、その「少年」が憎むような楽しい毎日を過ごしたいです。
それをする為に僕は日々視野を広げながら考えています。
「人間観察」なんていう甘ったれたワードに還元するつもりは全くありませんし、周りを見たいとも相変わらず思わないのですが、感じ方一つで世界は変わるものだという事を信じなければならないでしょう。
いつでも自分は自由だという事も、決して忘れてはならないことです。

3日に伊勢丹のセールで買ったセーターが物凄く着心地がいいです。
久しぶりに良い買い物をしたと思いました。
基本的にセールに躍らされるタイプでもないのですが、安くて、デザインが良くて、更に着心地が良い服を身にまとういうのは、やはり気分がいいものです。
なんというか、しっくりくる。そういう気がするんです。
これでPCデスクに座る数日をご機嫌に過ごせるということなのであれば、本当に良いことだと思いました。
たまにはささやかなものもいいでしょう。

そうそう、昨日はパソコンを買いに行きました。
詳しい友人と一緒に買いに行ったのですが、もとのパソコンのHDDのフォーマットをしたり、グラボやマザボの設定などで予想外に時間がかかり、気がついたらもうこんな時間。
早く寝なくてはならないですが、無駄な人工物に気分が上向いています。
まあ悪くありませんね。

しかし未だに理想郷は遠く、現実だけが其処に点在します。
しかしこの場所も意外と居心地が悪くないということに気付くのです。