くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

My Epitaph. #20

  • 4/5(Thursday)

・仕事をしてきた。

・帰ってからずっとピアノを弾いていた。見失っていたものを取り戻すのは、きっと無理なんだろうな。おやすみなさい。

  • 4/6(Friday)

・仕事をしてきた。

・僕は思い出を引き裂きながら、毎日を選んでいく。おやすみなさい。

  • 4/7(Saturday)

・休みだった。映画を観続けていた。

・フリーク?と呼べるかはわからないけれど、自分ではそれなりに映画を観ていると思う。映画館に行くほどの時間がないのは欠点だが。そういえば最近はスカパーも見ていない。購入の一途を辿るばかりだ。積み上げられたDVDを見ると、“持ってしまう”窮屈さに苛まれた。しかしよくもまあこんな集めたものだ。

・何か書かなきゃなぁ、と思いながら過ごしていたが、孤独が全然足りずにどんなことも書くに値しなかった。そういう日々を続けながら、僕がいつか死んでいくとしたらそれはきっと素敵なことだと思った。おやすみなさい。

  • 4/8(Sunday)

・友人と昼からフットサルをしてきた。懐かしい人に会った。

・先月から連綿と楽譜に刻んでいた約20分の曲が完成したから、たまたま自宅に来た恋人に聴かせてみた。喜んでくれたから、封印した。僕が僕という存在でいられるのは、一体誰によるものなのだろう。彩りは失いつつあるんだよ。

・これから仕事をしてきます。

  • 4/9(Monday)

・仕事をしてきた。

・休み時間、気がついたら空を見上げていた。飛ぶ鳥を眺めていた。

・まさか自分がそうなっているとは、気付きもしなかった。つまるところ、君が直面した絶望はすっかり空を乾燥させてしまった。そう、それは言い換えれば僕にとっての絶望だったのかもしれない。体調がすこぶる悪い。おやすみなさい。

  • 4/10(Tuesday)

・仕事をしてきた。

・金が入るので気分が良くなると思っていたが、そうでもなかった。こうして様々なものに興味を失っていくとしたら、僕は一体何を目的に生きているのだろうか。いや、生まれてしまったから。人生はきっと、よほど贅沢な暇つぶしなのだから。おやすみなさい。

  • 4/11(Wednesday)

・仕事をしてきた。

・懐かしい人に偶然会った。その人が色々と考えていたので、僕も色々と考えて見ることにした。向かい風の中を歩いているうちに、何に悩んでいたのか忘れてしまった。

・僕が死んで哀しむ人のことを考えてみた。僕が僕を失うことに対して、誰が傷つくというのだろう。そう。僕はもう数度死んでいるんです。おやすみなさい。

  • 4/12(Thursday)

・仕事をしてきた。

・『それでさ、街は、変わったんだよね。ある日、突然』 何の悪気もなく、嘘偽りのない優しい言葉以外の何かは、僕をどんどん懐柔していく。おやすみなさい。

  • 4/13(Friday)

・仕事をしてきた。

・年始に誓ったものと、どうも形が違う。思っていることとやっていくことがあまりにも違いすぎると、ここまで不安を感じるものなのでしょうか。親孝行をしないといけないと心から感じた日でもありました。母さん、貴女は20年間キッチンと二人三脚で生きていたけれど、何か得たのでしょうか。おやすみなさい。

  • 4/14(Saturday)

・休みだった。

・夜から友人の誕生会に行ってきた。その後はよく覚えていない。

  • 4/15(Sunday)

・かれこれ2週間近く何も書いていないことに気付いた。というよりも、書くべきことがない。それはこの日に投下したエントリに現れている。自己嫌悪に陥っていろいろと考えていたら、少しだけ孤独が回収できた気がする。

・これから仕事をしてきます。

  • 4/16(Monday)

・仕事をしてきた。

・書いていない時に考えていた事を、あまり改変しないまま投下してみたら、案の定よくわけのわからないものになっていた。前向きに考えれば生きている。後ろ向きに考えれば生きていない。どういうことなんだろう。とにかくこれからまたちょっとずつ何かを書いていきます。

・明日から休みをもらって、ちょっとした小旅行に行くことになっている。