くうちゅうくらげ

-A Boys Named No.28-

いもむしちゃんの野望 #3

[system 3]

 

[A decent melody]

今日はただ考えていることを書きます。意味があるなしで云えば、ないです。ただ意味って何なのかっていうことを理解している人は少ないと思うので、書くことに無駄はないと思います。

[/A decent melody]


[If the day won't last]

たとえば今僕の目の前に道が2つや3つあるのか、それとも既に2つや3つあった道を歩いている途中なのか。僕がその道を歩くことは、今決めていることなのか、1日前や2日前や1年前や10年前に決まっていたことなのか。要は選択肢があるようでなくて、自分で今決めていると思いきや、既に決断は成されてしまっているのか。ただ、僕に出来る手段はただ一つ、受け入れるということだけなのです。
もう既に決断は成されてしまっている。道なんていうものは、あるようでないのかもしれません。だとしたらどんなことがあっても、自分が決めたものとして受け入れなくてはならないのです。

あの時、こうしていれば良かったと思うこともあるのですが、実際にその場に今戻ったとしても僕は同じことをするのです。あの場所にいて、あの場所で後悔していたのも、連続している僕であったことにはかわりがないからです。だから僕ががんばらなきゃいけないことというのは、いつか訪れる悲劇を受け入れるということなのです。

僕に必要なことは、死ぬ前の1日にでも、何かがあると信じて諦めないことなのです。

[/If the day won't last]


[Digging up my soul now]

視線を落として東京の街灯を数えているよ。1が0になるまで。思えば渋谷も新宿も、隠れるには最適な場所だったね。僕が昨夜、ちゃんと見た星はヘッドライトだけだったんだ。男は“空”を作ったけれど、男は僕らの夢を衝突させることはなかったね。だけど、そろそろ衝突するよ。

[/Digging up my soul now]

 

[I haven't felt the way I feel today]

僕らはここで空から降る雨になって、そして、君が抱えている若さは絶望的な痛みになるんだ。たぶんそれは、そのうち欲望と呼ばれる。寝ている間に話をしているよ。僕の夢の中で、君の夢について。

[/I haven't felt the way I feel today]


[What would it mean to you]

先週は、僕が何のために生きているのかを知れる締め切り時間だった。僕の既に死んでいる鼓動を乗せた空の上で飛ぶ。だけどこの街は昨夜と今夜じゃ全く違うんだ。そしてそれらの夢をどこからともなく僕は歌いたい気分になっている。僕が今まで“こういう風に”生きていたと感じた時、僕が今している生活と、この想いのすべてがわからなくなる。

[/What would it mean to you]


[I signal them with my lighter]

僕を蹴り飛ばして、目が覚めたときにはついでに叫びたい。僕は君に、僕の心は脈打っていると知って欲しい。そして蹴り飛ばされた心からは、血が流れている。それらは全て破られて、血が流れている。血が流れているよ。

[/I signal them with my lighter]


[A thousand ships couldn't sail me back from distress]

空に花は見えましたか?

[/A thousand ships couldn't sail me back from distress]


[Eleven a.m.,by now you would think that I would be up]

星屑の最期の一つになってしまった感想を聞いてみたいところでもあったし、打たれる雨があるのならそれはそれで幸運だと思うこともあった。

[/Eleven a.m.,by now you would think that I would be up]


[Something infinitely interesting]

僕が此処で笑っているのは、何もしたくないと、思っているから。僕が此処に座っているのは、誰の想いにも、応えられないから。僕が此処で動けないのは、僕の想いにも、応えられないから。だから、僕が此処で笑っているのは、何もしたくないと、思っているから。

[/Something infinitely interesting]

 

["Don't ever let life pass you by"]

湖の畔でジャズを聴きながら座り込んでいるのは、世界が思ったよりも重いからなのです。乾ききっていない涙を、渇らす必要があったからです。少しでも君の考えを知ってみたかったからです。大した意味なんて、あるわけもないです。いつまでもここに座っているわけにもいかないので、歩き出すことにしてみます。

[/"Don't ever let life pass you by"]


[I lean against the wind, pretend that i am weightless and in this moment i am happy]

もうせっかくだからね、飽きてしまうまでは、枯れてしまうまでは、気が狂うまで恥ずかしい言葉で埋め尽くしたいんです。今しかないからです。気が狂うまで恥ずかしくなったら、きっと、恥ずかしくなんてないんです。

[/I lean against the wind, pretend that i am weightless and in this moment i am happy]


[Smile and look alive]

いもむしちゃんが云うところによると「わたしは誰かの心の中でとても大事にされていても、それは思い出の中のわたしであって、いつかは消え去っていくだけの記憶に過ぎないのだそうです。確かにわたしが蝶になって街灯に何度もぶつかっていたとしても、誰も気にしやしませんよね。今、わたしも父とー母とーあなたとー同じように、何度も街灯にぶつかっては立ち止まっているんです。ですがたとえこの先何があるにせよ、いつしかすべての苦しみが報われるとしたら、生きていて良かったんだと、思えるはずなのです」だそうです。

[/Smile and look alive]


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